第七官界彷徨記

文科系アラサー、エンジニアになるためドイツでまた学生はじめました。

マシュマロ質問回答:ドイツの大学での学生数・出身国比率について

先日マシュマロで質問をもらったのですが、ツイッターの文字数だと答えにくかったのでこちらで回答します。めげずにやることこなしていると言ってもらえて嬉しいけど、実際には物理や数学が不得意過ぎて結構キーーーーッとなっています^^;環境の違いはあまり気にならないんですけどね・・・。

 

 

 

ちなみに、University of Duisburg-Essen(以下UDE)のオリエンテーション+1週目の授業とRhine-Waal University of Applied Sciences(Hochschule Rhine-Waal)(以下HRW)の2週目以降に出席しているので、一応両方の大学を比較することでなるべく一般的な情報を提供できるようにしたいと思います。

 

学生数について

★University of Duisburg-Essen

まず、UDEの授業規模は日本の大規模大学と同じ様相です。大講堂に何百人単位の学生が座って、先生はスクリーンの前でマイクで話します。日大や早稲田などの感じですね。というのもUDEはDuisburg大学とEssen大学という二つの大学が合併してできた総合大学で、ドイツ国内で最大級の規模らしいです。また、最初のセメスターなので、"International Studies in Engineering" (ISE)の機械工学やコンピューター工学、エネルギー工学などの複数の学科の学生が同じ講義を受けているので必然的に大規模講義が多くなっているようです。ラボで電子回路を作ったりする授業があり、こちらは3グループくらいに分けられています。後になると学科ごとに分かれるので授業の人数は減ると思います。

 

★Rhine-Waal University of Applied Sciences(Hochschule Rhine-Waal)

こちらはUDEに比べると小規模です。しかし、こっちでも1セメスター目なので他の工学系の学科と基礎科目が一緒のため、講義は60+人くらい、ラボも40人以上います。後になると学科ごとに分かれるので授業の人数は減ると思います。

 

出身国等の割合について

★University of Duisburg-Essen

前提として、1年目が英語で開講されるコースなので、留学生は非常に多いです。同じ大学でも他の学部では全く違っていて、例えば社会学などでは授業はほぼドイツ語で、留学生はほとんど居ないとのことです。

ISE全体では留学生6割強でドイツ人学生の方が少ないです。見た感じでは白人はもっと少ないので、ドイツ人でもバックグラウンドが多様な人が来ているのかもしれません。オリエンテーションで会った中ではインド系がかなり多く、次いでイラン、シリアなど中東、ごく少数のエジプト、他アフリカ。ドイツ人2人(うち一人はスリランカ系ドイツ人)東アジアは中国が3人、韓国が1人、日本0(前のブログ記事参照)、東欧1人、あとはインドネシア1人、アメリカ1人。

 

★Rhine-Waal University of Applied Sciences(Hochschule Rhine-Waal)

こちらは卒業まで全て英語で開講されているコースなので、当然留学生が断然多いです。ドイツ人は確認できただけで2人しかいません。多分他にも居るけど埋もれています。留学生の出身国は圧倒的アフリカ系、そしてインド、ついで中東。トルコ系もいるらしい。東アジアはインドネシアベトナムの人に会いました。中国人も2人くらい見かけました。

まだ入ったばかりなので何とも言えないのですが、UDEとの学生の雰囲気の違いにちょっと戸惑っています。オリエンテーションから出席していたUDEでは何人かと仲良くなれたので、まだこちらでは友達ができていないからそう思うだけかもしれませんが。

 

と、こんな感じでお答えになりましたでしょうか。大学の雰囲気は種類(総合大学かHochschuleか等)や開講言語、大学の規模や地域によって違うと思うので参考までに。また何かあれば質問してください。