マシュマロ質問回答:英語が使える仕事vs技術やスキル
ブログで回答しますと言っておいて、遅くなってしまいました。すみません!
さて先日いただいたマシュマロのコメントについて、私の考えを述べます。あくまでも主観なので、参考として読んでくださいね。
NZで良い経験ができたとのこと、よかったですね!
— レタス@一時帰国中 (@kick_butts) February 23, 2019
経験がなくても育ててもらえるのは日本の新卒一括採用の大きな利点です。私も英語が使える仕事vs技術やスキルで迷いました。これはブログで回答しますね。#マシュマロを投げ合おうhttps://t.co/G9hKzPoNAl pic.twitter.com/41fjffO582
将来的に海外で仕事をされたいということですが、1〜2年だけ海外勤務や駐在をしたいということではなく、それなりの期間外国(英語圏・欧州)に住むという前提で答えます。
また、海外就職の前提として、どこの国でも「基本的に現地民が優先される」ということは意識しないといけません。たかだかアルバイト程度でも、地元の学生と片言の外国人なら地元の高校生が雇われますよね? ワーホリで日本食レストランで働く人が多いのは、店長やマネージャーが日本人で日本語が喋れることがプラスになるような場合が多いからです。
以上を踏まえると、英語をしゃべれるだけの人と、国や言語に関係なく通用するスキルがある人では以下のような違いが出るのではないでしょうか。
英語をしゃべれるだけの人:①日本人だからできる仕事
例)
日本企業の支社等での仕事
日本食レストランの給仕
現地の日本企業日本企業とのつなぎ役
日本食レストランの給仕は、ロースキルの誰でもできる仕事のため低賃金だったり、日本の飲食業同様のブラックだったりというのはよく聞きます。日本企業の仕事は、現地民との競争に勝たなくても就職できるのですが、現地採用は契約社員扱いだったり、日本の本社からきている社員より給料が低い場合があるとか。知り合いには日本人が経営する商店で働いていて、待遇はドイツ基準で働いている人もいるので、いい職場があればアリかもしれません。
現地の日本企業日本企業とのつなぎ役はポストは少ないでしょうが、職を得られればラッキーかもしれません。ただし、日本との取引がなくなったり、業界によっては日本の人口減少に伴う経済縮小で撤退する可能性はあるかも。
スキルがある人:②そのスキルがある人ができる仕事
例)
ITエンジニア
建築家
デザイナー
統計専門家
米国公認会計士
この場合は、求人しても人が集まらないような需要が高い職種か、現地民を凌駕する能力でポストをゲットすることができれば、現地の待遇で働くことができるので長期的に安定しやすそうです。この場合、英語か現地語を仕事で使うレベルで使用できることが望ましいでしょう。
①と②の合わせ技
例)
寿司職人
翻訳・通訳士
外国人であることと、それに関連するスキルが合わさった最強の選択肢ですが、日本語教師は日本の経済的衰退とともに需要が激減しているそうです。また、翻訳・通訳もこれから長期的に需要が増えることは考えにくいと思います。それに比べると寿司職人は世界中どこでも就職できる最強のカードかもしれません。
上記の前提が共有できたところで、私が「②そのスキルがある人ができる仕事」を選んだ理由を説明させてください。
それは、どこにでも住める自由が欲しいから、です。
外国で暮すのは楽なことではありません。1年やそこらでは気にならなくとも、長年住むとなると思っていたのと違ったり、そこの文化に馴染めないことが発覚したり、耐えられないほど花粉症が重症化することも(嫌すぎる・・・)考えられます。だから、英語+スキルがあればいろんな国で働けそうな選択肢がいいと思いました。
また、日本企業の慣習があまり好きではないので、日本の企業で働くのもなるべく避けたいところです。
就職活動について
日本の新卒採用は世界でも稀で、それなりの会社であればきちんと教育して一人前に育ててくれるというお得なシステムという一面があります。もし、技術職を選ぶ気があるなら、新卒切符を使わない手はないと思います。
ただ体やメンタルを壊しては元も子もないので、まともの会社を選ぶことは必須ですね。
IT業界が長時間労働・きついというイメージをお持ちだと思いますが、観光業や英会話学校も例外ではないのではないでしょうか? 某H✴︎Sは残業が多いと有名でしたし、潰れてニュースになった旅行会社もありましたね。競争が厳しい業界であることは確かです。特に英語を使うというと添乗員をイメージしてらっしゃるかもしれませんが、きつい仕事だと思います。英会話教室は私も就職活動をしたことがありますが、低賃金の割に要求されることは多いように思えました。どんな仕事もきつい部分が無い仕事は無いと思いますが、イメージに流されずに知り合いのつてをたどって話を聞いてみたりOG訪問など、就職活動の一環として情報収集してみてください。また、外資系の会社でも新卒を採る会社はあります。昔からある大企業ではなくとも、探してみると求人をしているかもしれませんよ。例えば質問者さんの希望の旅行業界にはBooking.comとかがありますね。どんな経験も無駄にはならないので、とりあえず就職活動頑張ってくださいね。