第七官界彷徨記

文科系アラサー、エンジニアになるためドイツでまた学生はじめました。

数学弱者(!)が理系留学したらどうなるか実況中継^^;

授業で分からないことがあって調べてたら「数学弱者」という言葉に出会った。それよ、それ! まさに。今まで逃げられる限り数学や物理などの理系科目から逃げ続けてン十年、そのつけを今最大限に払っている。

 

高校時代、物理とか特にやばかった。失礼ながら、国・数・英は主要科目って感じがするのだが、物理・化学や地理・歴史ってサブ科目な印象でなんかやる気出ないし、先生が見たことも無い記号(今考えるとデルタ(Δ)だった)をいきなりVの横に書いてきた瞬間に「わからないもの」BOXに入れて棚の上に置いた。そして物理のテストで9点を取った。しかも1問も正解しておらず、すべて途中点・・・・馬鹿すぎる・・・・。

 

そんな感じの人間が紆余曲折を経てドイツの理系大学に留学しているというのが今の状態。まあさすがに自分が問題外にできないことは自覚していたので、2年前からしこしことKhan academy等で勉強してました。Khan academyは初歩から動画と文章+図画で教えてくれて、正解するとポイントをくれるし、繰り返し練習問題を解かせて〆のテストでレベルが上がったりコンテンツもゲーム風の仕組みやインターフェースもまさに神としか言いようがない。アメリカ発なので、一切学校に行かないホームスクーリングも想定しているのか、本当にこれだけやってれば出来るように作られている。一応金を持ってる大人なので寄付しました。日本語版もあるよ。

 

www.khanacademy.org

ja.khanacademy.org

 

話が長くなったが、無精なので終わったのは中学数学まで。あとはベレ出版の『小・中・高で習った計算まるごとドリル 加減乗除から微分積分まで』の第一部まで(微分積分まで行けてない…)というヌルい学習でここまで来てしまった。

 

honto.jp

途中、放送大学線形代数とか離散数学っぽいものを履修しようとしたが、基礎ができてないのに無茶だったのと先生の平坦なお声で常に眠りに誘われたので途中で挫折した。痛すぎる。

そして、今履修しているのが以下。

1. 物理(力学/光学)
2. 離散数学と分析
3. 電気工学実習(ラボ)
4. コンピューターサイエンスとネットワーク
5. アカデミックスキル演習

 

お気づきだろうか。そう、数学が一個しかない。もちろん、他の科目も数学的基礎が無いと分からないのでやっていて無駄だったわけではない。そうではなく、

<<物理と電気工学完全に無視してた>>

ということです。これは非常にやばい。なにがやばいかというと、授業にまったくついていけない。死亡。よってKhan academyでしこしこと自習です。木の上の猿を撃ったりボールを上空に投げたり加速したりするのはまだ早い。まずは一定速度で移動してみようか? 早さ×時間=距離!!!!!

そして電気工学に至っては先生がいない。指示書があって勝手にやるのみという修羅。もちろん一ミリもわからず、これまた電流・電圧、直流・交流からやり直し!!あやうくLEDを爆発させるところだったぜ・・・・・。

とにかく授業に付いていけない状態でスタートしていることは伝わったと思う。私から言えるのは、事前にシラバスを確認しよう!ということである。唯一の救いは、前からしこしこやっていたかいあってか数学はまだ付いていけてるということ。苦手でもやれば向上できる! 数学弱者の諸君、いっしょに日々向上だ!!虚数空間でぼくと握手!