第七官界彷徨記

文科系アラサー、エンジニアになるためドイツでまた学生はじめました。

ドイツの賃貸契約の種類

日本では又貸しって無いけどドイツでは法律的にOKらしく、契約形態が日本より多様で混乱したのでメモ。

 

 

・不動産仲介業について

ドイツでは賃貸物件の仲介業者というのはあまり無く、外国人でドイツ語がわからない人が使ったりするだけらしい。日本語で仲介してくれる会社もいくつかある。人気都市でのお部屋探しはドイツ人ですら困難を極めるらしいので、いつ部屋が見つかるか分からない不安定な状態だと困る場合には先手を打って利用するのもありかも。

 

参考

ドイツ・デュッセルドルフで賃貸を探す。※無事見つかりました | xxbxxqxx.com

 

ルームシェア(WG)について

WG (Wohnunggemeinschaft;直訳では住居コミュニティー)は一般的で、だいたいの学生はWGに住んでるし、大学が提供する寮もWGだったりする。共有スペースの他に個人の部屋があるのが普通。
WGのメリットデメリットに関しては検索するとブログがたくさん出てくるのでご参照を。

 

・WGの契約形態について

独り部屋の場合には大家さんと直接契約になるが、WGの場合には大家さんと直接の場合とルームメイトの誰かがHauptmieter(主賃借人)になっていて、他のルームメイトはその人と契約する形態の場合もある。私はルームメイトと契約した。

対して3ヶ月未満の又貸し(Zwischenmiete)の場合、契約書の締結が必要なかったりするので注意。

 

・WGの選考について

ドイツでは住宅が全体的に足りていないこともあってか、貸す側が選ぶ立場にあるため内見+面接がある。WGでは同居人と生活スタイルが合うかどうかが重要なので、あらかじめ合いそうなところを見極めて応募する方がよいと思う。

Hauptmieterとのみ面接する場合と大家が選ぶ場合とがある。大家に決定権がある場合でも、ルームメイトになる人の了解を得る必要があることもあるよう。

WG探しの最大手サイトWG-Gesuchtでは、対応可能言語の表示があり、大体は英語もOKだが英語の流暢さはかなり個人差が大きい。

簡単なテストのようなことをする場合もあるとかウェブ記事で読んだが、WGのルームメイト選考は貸す側もかなり大変なので全員を審査するというよりは問題なければ早く決めたいっぽいので早く連絡したものが勝つ。

 

・日本から応募する場合

メールやスカイプなどで連絡して決めることになるため、即電話・即内見できる現地民より不利ではある。私はWG-Gesuchtで見つけて連絡したところ、貸主が留学から帰ってきたばかりでまだ実家に居て、他の候補者ともスカイプ等でやりとりしていたようで、今すぐ内見したいという要望に答えるのが難しかったらしく問題にはならなかった。

ただ、賃貸詐欺で多いのが「大家が今外国にいるためすぐに部屋を見せられないが、入居を確約するのでお金を払え」というものだそうなので注意。

私はやりとりで人柄や話の信憑性を考慮したのと、ちゃんとした契約書を送ってもらった(貸主の住所等も書いてある)ので決めた。

 

・補足;言語について

私はまだドイツ語が流暢ではないので英語で部屋探ししました。メールはドイツ語の方がレスポンスが早いのを何となく察していたので、英語で作った文章をGoogle翻訳につっこんでduとSieとか細かいところを手直しして使いました。ドイツ語⇄英語のGoogle翻訳はかなり精度がいいので問題ないです。ルームメートも「ドイツ語のメール完璧で、8ヶ月しかやってないとかマジ?!って思った」と言ってました...^^; Google翻訳様々。